Sunday, June 18, 2006

Terry Evans




1944年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
空撮されたランドスケープや廃墟などから田舎に暮らす人びとのポートレート、死んだ動物や植物の標本まで、何かを丸ごと記憶しようとするかのように撮影されている。

Terry Evans
Robert Klein Gallery
Catherine Edelman Gallery
Revealing Chicago : An Aerial Portrait
artnet

Jess Rosenberg


こういったデザインはモロに好み。

Jess Rosenberg
notes from somewhere bizarre より

Friday, June 16, 2006

Yuri Marder




1964年NY生まれ。
ジョルジュ・ペレック(Georges Perec)の著書『エリス島物語 -移民たちの彷徨と希望-』にこうある。

「今日人びとがエリス島を訪ねに行くのは、
わたしの思うに、けっして偶然ではない。そこを通過した者たちは
めったに再訪しようとはしなかった。かれらの
子供たちあるいは孫たちが彼らに代わって再訪し、
痕跡を探しにやってくる。ある者たちにとって
試練と不確かさの場所だったものが
他の者たちにとっては記憶の場所、彼らを彼らの
歴史に結びつける関係がそれを中心に繫がりあう
場所のひとつとなった。」 (酒詰治男訳 青土社より)

Yuri Marderもそのひとり。
彼女はペレックを読んだことがあるのだろうか(わざわざフランス人の書いたものを読まなくても、アメリカに腐るほど文献やらなにやらがあるだろうが)。


Yuri Marder
PhotoArts
Photomedia Center

Daniel & Geo Fuchs


Daniel Fuchsは1966年ドイツのアルツェナウ生まれ、Geo Fuchsは1969年ドイツのフランクフルト マイン生まれ。
ホルマリン漬けになったもの各種、その他。

Daniel Fuchs, geboren
Stephen Bulger Gallery
LipanjePuntin artecontemporanea

Linda Connor





1944年アメリカ生まれ。
神秘的で見ているとトランスしてしまいそうな写真。

自分の書いていることがいちいち紋切型辞典めいてて嫌になるな。

Catherine Edelman Gallery
Haines Gallery
Afterimage Gallery
photoeye.com
Flintridge Foundation
Paul Kopeikin Gallery

Alessandro Bavari


1963年イタリア生まれ。
奇矯なイメージで構成されているんだけど、重さはないかな。

Alessandro Bavari

Janet Woodcock


アメリカ生まれ。
豚や羊や牛や馬などの動物の写真、ランドスケープやシースケープ(海の風景と素直に書いたほうがいいのか)の写真を撮っている女性写真家。
今とある動物の写真集が6万部売れているそうで、そのことを知人に教えられブログを見に行った。
あれで6万部なら、こちらはその10倍売れてもおかしくはないと思ったりしたのだが、生憎世の中はそういう構造になっている訳ではない。

Janet Woodcock
Candace Perich Gallery

Wednesday, June 14, 2006

Cesar Galicia


1957年マドリッド生まれ。
Peter Miltonのように見るものを圧倒するような作風ではないが、緻密さでは負けていないと思うのがこの人。

Cesar Galicia

Michael Snoek


廃船の写真。

L'Usine Galerie

Domenico Gnoli



1933年ローマ生まれ、1970年没。
以前に比べて検索しても引っ掛る件数は増えたんだけど、作品がまとまっているサイトがない。
全体像をまとめて見られるサイトを誰か作ってくんないかね。

fan gallery
Galleria Civica Modena
art.com
artnet
トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera
Cipangoより

Carol Munder


幻想のフィギュール。

Carol Munder

Chip Hooper


Bizarre派のオイラだが、こういうのも嫌いではない。
岩や石のうねうねしたテクスチャを撮っている写真も好きだが、海や霧の中から岩がニョッキリってのは苦手。
そうするとこの方の撮った写真のかなりの部分が苦手ということになったりするのだが、好きな写真がいくつかあればそれでいいので問題なし。

Chip Hooper
Robert Klein Gallery
Weston Gallery

Peter Milton



1930年ペンシルバニア生まれ。
初期は普通の作品だが、徐々に過去と現在が入り混じった幻視的な世界を複雑な構成でetchingするようになり、その過程をクロニクル形式で見ていくと本当に驚く。
実物を見てみたい。

Peter Milton

Arek Berbecki


ポーランドのポーゼン生まれ。
クラッシック演奏者に始まり、いい面構えのおっさんや若者、女性、少女などポートレート中心。
なかなかいい。

Arek Berbecki
fotocommunity
ALTphotos

Craig LaRotonda


アメリカ東部生まれ。
アメリカの俳優などの中にCraig LaRotondaのコレクターがいるようなので、あちらではそれなりに知られた存在みたい。
それにしてもこのおサルさん、聡明そうだ。

Craig LaRotonda
myspace.com

Tuesday, June 13, 2006

Trish Carney


路上や森の中で、安らかに眠っている動物たちの写真。

Lens Culture

Axel Hütte (Axel Hutte)


1951年ドイツのエッセン生まれ。
ランドスケープの写真を撮っている写真家。
どこに惹かれているか自分でもよく分からないんだが、見かけると画像を保存している。
以前どこかにこの人の作品をいくつかまとめたところがあって、ブクマしていたはずなのに見つからない。

Galerie Akinci
Deutsche Börse Group
Waddington Galleries
Kunstgeschichtliches Institut Bochum

Jeff T. Alu


最後に見たのがG8かG9あたりだったので、そのスタイルが変化していてちょっと驚いた。

Jeff T. Alu

Saturday, June 10, 2006

Nick Brandt


どこかにセットでも作って特殊撮影したのではないかと思えるような写真。
これらの写真を撮るために一体どれ程の時間が費やされたんでしょうか。
これほどフォトジェニックな野生の大国写真って他にないのでは?

Nick Brandt

Alec Soth


1969年生れ、ミネソタ在住。
"Sleeping by the Mississippi"を見ると、最初の2枚の写真を見て、こりゃクレイジーな物語が始まるに違いないと思ってその世界に入り込と、そこはあまりにアメリカ的な日常の世界で拍子抜けしたのを思い出す。
しかし、不思議と何度か見返していて、そのたびに好きになる。
サイトで公開されている新しい仕事は、Nabokovの"Lolita"の引用で始まる"NIAGARA"。

Alec Soth