Tuesday, July 04, 2006

Gábor Kerekes (Gabor Kerekes)





1945年ハンガリー生まれ、ブダペスト在住。
素晴らしい写真を撮る人で大好きなのだが、そのスタイルの変転には驚く。
サイトにある写真がそのすべてだとは思わないし、並べられた順がそのまま撮られた順ということではないだろうが、大雑把にまとめると大体こんな流れだと思う。
70年代の初めは主に、構成的でコントラストのはっりした風景写真を撮っていて、途中から写真の輪郭がやや曖昧になってくるが、人が被写体になっている写真はほとんどない。
しかし、しばらくすると、そこに少しずつ人が登場するようになり、ポートレート、ストリートフォトグラフィ中心のスタイルへ、いってみれば、静的な写真から動的な写真へ変化していった。
そして、人で溢れていた写真から再び人が消え始め、写真も輪郭がぼやけたものとなってゆく、というのが、80年代の終わりまでの流れ。
まあ、こういう変化はよくあることなんだろう。
しかし、Gábor Kerekesはここからが違う、のだが、残念ながら90年代の写真はまだサイトで見ることができない。
おそらく、この時代に何がしかの転換があったのだと思う。
で、今現在のスタイルはどうなっているかというと、サイトで確認できる写真は、非常に抽象的なフォトコラージュみたいなものになっている。
何がどうなってこうなったのか分からないが、時系列に見てきてとにかく驚かされた。
ここでなにやら語ってらっしゃるが、よく分からない。

90年代の写真が気になってしかたがない。
Gábor Kerekesについて書かれた日本語の文献ってないものだろうか。

ブックマーク代わりにするつもりでblogを始めたのに、こんなことやり始めたら本末転倒な気がするんだが、Gábor Kerekesについては気になって仕方がないので、とりあえず例外的にこんなことをする、と自分に言い聞かせつつ、ここにきた人への言い訳とさせていただく、ってもそんなに来る人いないだろうが、自意識過剰に対応。
てことで、今日はGábor Kerekesのみ。

Gábor Kerekes

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