

誰のことを調べていたのかもう憶えていないが、The Saatchi Galleryにたどり着き、そこのアーティスト一覧を片っ端からクリックしていって、このDirk Skreberの作品や、前にポストしたStefan Kürten作品を見つけたのだが、調べていた誰かのことを忘れるくらいこのふたりの印象は強かった(このふたりほどではないけれど、Inka Essenhighの江戸時代の日本画を抽象的にしたような絵も印象に残っている)。
Dirk Skreberの作品で最初に目を引いたのは、自動車のクラッシュを描いた絵だったのだが、引っ掛かりを感じたのは垂直に伸びた「Untitled」の方だった。
水平方向に荒々しく流れる下部と歪み悲鳴をあげているような家、そして家から垂直に上へとスーッと立ち昇っていく霊糸(?)のようなもの。
この霊糸(?)のようなものがじわりと不安を煽っているように感じたのと、他の作品で浸水した家や水没した自動車を描いている作品があったことから、この作品は豪雨のため河から溢れ出した水が、濁流となって家を襲い、家が軋み悲鳴をあげている瞬間を超現実的に描いたものと勝手に思っていたのだが、本当のところはどうなのだろう。
The Saatchi Gallery
artnet
No comments:
Post a Comment