Wednesday, April 14, 2010

Linsey Burritt & Jenny Kendler Exhibition Information - Early thaw of the northwest passage - @ barbara&barbara gallery


Jenny Kendler から展示会の告知が届いていた。
今回はLinsey Burrittとのコラボレーションで開催されるインスタレーション。
"Early thaw of the Northwest Passage"、つまり「北西航路の早い雪解け」というタイトルの、北極をテーマにしたインスタレーションということらしい。
2010年の4月24日から、シカゴのbarbara&barbara galleryで開催される。

Linsey Burritt and Jenny Kendler
Early thaw of the northwest passage barbara&barbara gallery
Opening Reception: April 24th, 6:30-11pm
(The show runs for a month, with gallery hours by appointment)


Early Thaw of the Northwest Passage, an installation by artistic collaborators Linsey Burritt and Jenny Kendler, explores the space between historical and contemporary conceptions of the Arctic --- a place which remains both a romanticized and unknown realm of wonder/terror, while simultaneously representing the objective reality of Climate Change. The Northwest Passage becomes a conceptual vehicle throughout the work, echoed by other passages: a passage for the movement of breath, passages to view the unknown, the act of passage as a way to new understanding.

Upon entering the gallery, the viewer finds themselves outside an ice cave constructed of meticulously folded origami forms. Secret portals allow one to to peer into the cave's dream-like interiors, through the snow-frosted exterior gallery window or hand-crafted golden telescopes.

These hidden worlds suggest a visceral bodily understanding of nature, born of surrender into this territory of otherness. This form of "peripheral" observance nurtures an alternate method for the exploration of our relationship to this sublime otherness, where melting no longer connotes an act of loss, but becomes a generative act, blending disparate elements into a new whole.

The gallery walls will host prints by The Endangered Species Print Project, including works by Barnaby Whitfield, Christopher Reiger, Alison Wheeler, Aaron Johnson, Matthew Hilshorst, Noah Scalin, Judith Hoffman, John Vilhauer, and ESPP Founders Molly Schafer & Jenny Kendler. For each print, the number created mirrors the population of the animal/plant depicted, with 100% of print sales supporting that species's future survival.

barbara&barbara gallery
1021 N Western Ave
Chicago, IL 60622
http://barbaraandbarbaraloveyou.com/home.html

/// JENNY KENDLER /// ENVIRONMENTAL ARTIST ///

Sunday, April 11, 2010

Eric White Exhibition Information - THREE-HANDED - @ Jonathan LeVine Gallery

Massacre of the Innocents (detail), 2010
Eric White


Cleveland Mississippi, 1932
Nicola Verlato


Drunkerland
Fulvo Di Piazza


Eric White から天蓋についてのメールが届いていたなと思い確認したら、昨日から始まっていた。
申し訳ないです。

早速その展示会についてご案内。
2010年4月10日から2010年5月8日にかけて、ニューヨークのギャラリー、Jonathan LeVine Galleryで合同展 "THREE-HANDED" が開催される。
Eric White の他に、Nicola Verlato と Fulvio Di Piazza が参加。


Eric White, Nicola Verlato, Fulvio Di Piazza
Three-Handed
April 10—May 8, 2010


NEW YORK, NY (March 19, 2010) — Jonathan LeVine Gallery is pleased to announce Three-Handed, a three-person exhibition of new large-scale paintings by New York based artists Eric White and Nicola Verlato, along with Palermo-based artist Fulvio Di Piazza. Showing together for the first time at the gallery, these three skilled painters take a realist approach towards fantasy subject matter.


Jonathan LeVine Gallery
529 West 20th Street 9th Floor
New York NY 10010
http://www.jonathanlevinegallery.com/


ewhite.com

Thursday, April 08, 2010

システィーナ礼拝堂 (Sistine Chapel) - 3D VR TOUR -


ルネサンス時代にミケランジェロらが天井画などを描いたことで有名なシスティーナ礼拝堂 (Sistine Chapel)。
traveling with the ghost にポストした Per Zennström が、ブログでミケランジェロ・アントニオーニの "Blow Up" やリドリー・スコットの "Blade Runner" といった映画の中に登場するイメージを拡大するシーンを引き合いに出して、システィーナ礼拝堂のヴァーチャルツアーが出来るサイトについて語っていた。

ボクは昨日それを読んで知ったばかりなのだが、結構有名なサイトなのだろう。
マウスで視点を操作することで、壁面から天井画、床に至るまでを礼拝堂内にいるかのように3Dで楽しむことが出来る。

天井画をまっすぐ見上げた視点で画像を切り取ってもサイトの雰囲気が伝わりそうもないので、邪道だが斜めにしてみた。このような感じでいろんな角度から礼拝堂内が楽しめるし、ズームで作品を鑑賞することも出来る。
ただ、PCのスペックによっては重いサイトだと思うので、その点は注意が必要かもしれない。

Twitter でつぶやいて終わりにするつもりだったんだけど、何故か画像を切り取りポストの準備を始めてしまった。

Sistine Chapel
10horses by Per Zennström: A virtual tour of the Sistine Chapel

Friday, April 02, 2010

Baron Wolman × Mick Jagger




Baron Wolman (バロン・ウォールマン)
1937年6月25日生まれ。
1960年代、Rolling Stone誌で活躍した写真家。


Mick Jagger (ミック・ジャガー)
1943年7月26日、イングランドのケント州ダートフォード生まれ。
ローリング・ストーンズのボーカル。


結構有名な写真だと思うので、ご存知の方も多いだろう。


Baron Wolman Photography
Wikipedia - Baron Wolman
Wikipedia - ミック・ジャガー

Thursday, April 01, 2010

Josu Trueba Leiva - THE PUNK'S SON -





Josu Trueba Leiva (ホス・トルエバ・レイヴァ)
1981年にスペイン北部のビスカヤ県(Bizkaia、Bizkaiko Probintzia、Vizcaya、Provincia de Vizcaya)にあるガルダカオ(Galdakao)で生まれた。
現在はバルセロナ(Barcelona)在住。
写真家。

2007年に Espai Fotogràfic Can Basté で写真を学び始め、その後 RuidoPhoto で写真レポートのコースをとった。
現在は La Directa という週刊誌や Diagonal という新聞に作品を提供している。
また、3つのプロジェクトに現在取り組んでいるところで、今回ポストした "THE PUNK'S SON" はそのなかのひとつになる。

The musical Cuban scene only seems sound and verse, but it is not. On the island, from the beginning of the ’90s, you could also see some Mohawk haircuts. The first bands –Rotura, Futuro muerto and Detenidos- were in charge to create the lyrics and music of the hardest years, of the Cuban “Special Period”. And they made the way for the whole punk bands that would appear.

どうやらキューバで活動しているパンクバンドを取材したものらしい。
かなり窮した生活をしていることが見て取れる。
それでも音楽を止めない。
節くれだった指に刻まれた "PNUK" という刺青。
カッコイイ。


少し前のことになるが、7.7 という、Documentary Photography Digital Magazine からメールが届いていた。
現在サイトでは4つのルポルタージュが公開されている。
その中のひとつが、Josu Trueba Leiva が撮影したこの "THE PUNK'S SON" というシリーズ。
機会があれば他のルポルタージュについてもポストしてみたいが、中には見返すのがシンドイシリーズもあって、どうなるかは分からない。

Documentary photography digital magazine

木村了子 Exhibition Information - 木村 了子式:婚活Date ♥ 双六 Start! - @ KIDO PRESS



木村了子から個展の案内が届いていたのでご案内。
今回は国内での個展でオリジナル版画を展示するという。
題して、『木村 了子式:婚活Date ♥ 双六 Start!』。
2010年4月3日から2010年5月8日にかけて、江東区清澄にあるKIDO PRESSで開催される。
以下、頂いたメールを引用しておこう。


木村 了子式:婚活Date ♥ 双六 Start!
KIMURA Ryoko:The Date for Marriage Hunting ♥ SUGOROKU Start!

会期 2010年4月3日(土)~5月8日(土)
火~土 12:00~19:00 / 日・月・祝日休
オープニングレセプション 4月3日(土)18:00~20:00

さてこの春、清澄白河の版画工房、KIDO PRESSにて、同工房で制作した
オリジナル版画の個展を開催いたします。
日本では未発表の日本画も、数点展示する予定です。
どうぞこの機会にご高覧いただけますよう、お願いいたします。


「木村了子式 婚活Date ♥双六」は、現代女性の「婚活」をテーマした、
双六仕立ての作品群です。プレイヤーは、貴女自身。振り出しの「縁結び祈願」から
始まり、各コマに描かれたイケメン男性との「デート」を繰り返し、「ご結婚」で上がり。
「運命の人」はもはや待っているだけでは現れません、活動あるのみ!
素敵な新郎をGetするまで、双六上を行ったり来たり、時には大胆に男性遍歴を繰り
返しつつ結婚に至るというのは、「婚活」の現実そのものかもしれません。

今回の個展は、Start!ということで、「婚活Date ♥ 双六」(全13コマ)より、振り出し
を含めた6コマを発表する予定です。
まずは「ご結婚」前に、コマごとに異なる素敵なお相手男性と、季節感漂う「デート」を
お楽しみいただければと思います。

版画工房内の小さなスペースながら、中身は濃いぃです!
春の清澄白河にて、皆様のお越しをお待ちしております!


@KIDO PRESS
〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2-6F
6th floor, Kiyosumi1-3-2, Koto-ku, TOKYO
Tel & Fax:+81(0)3-5856-5540
Mail : printart@kidopress.com
URL : http://www.kidopress.com


木村了子/Welcome to KIMURA RYOKO Art Works
KIMURA Ryoko Art Collections . blog

Thursday, December 31, 2009

木村了子 (Kimura Ryoko) Exhibition Information - 第六屆 漢字文化節 「漢字弄潮」當代藝術展 - @中正紀念堂二展廳、三展廳


木村了子から新年早々に開催される展示会の告知が届いていたのでご紹介。
「第六屆 漢字文化節 「漢字弄潮」當代藝術展」という、漢字だらけの展示会タイトルからもお分かりかと思うが、国内での展示会ではなく、台湾で開催される展示会で、2010年1月1日より、台北の蒋介石メモリアルホールで開催される。


第六屆 漢字文化節 「漢字弄潮」當代藝術展 @中正紀念堂二展廳、三展廳

The 6th Chinese Character Festival.
Making Waves Contemporary Art Exhibition

2010年1月1日より、台湾、台北の蒋介石メモリアルホールで開催される 第六屆 漢字文化節 「漢字弄潮」當代藝術展 に参加いたします。
お正月、台湾にいらっしゃることがありましたら、是非お立ち寄りくださいませ。

This is KIMURA Ryoko in Taipei. I hope all is fine!
I'd like to inform you The 6th Chinese Character Festival.
Making Waves Contemporary Art Exhibition in Taipei Taiwan from 1th January 2010.
I participation in this exhibition.

5 of My works is exhibited in this show.
I added my own interpretation of the Chinese tradition "Wu Xing(Chinese: 五行)" of "Five elements" to those 5 animals.


第六屆 漢字文化節 「漢字弄潮」當代藝術展
The 6th Chinese Character Festival. Making Waves Contemporary Art Exhibition
時間/Open :2010. 01. 01~ 01.11,9:00am~18:30pm
酒会/ Reception : 1th January 15:00pm~
地點:中正紀念堂二展廳、三展廳(免費參觀)
@ National Chiang Kai-shek Memorial Hall
臺北市中正區中山南路21號


木村了子/ KIMURA Ryoko Art Works

Friday, September 11, 2009

Eric White Exhibition Information - 'LP' Solo Show - @ Sloan Fine Art -






エリック・ホワイトから個展の案内が届いた。今回はロック/ポップ・ミュージックの名盤のジャケットのパロディを描いたものばかりを集めた面白いものになっている。
ニューヨークのSloan Fine Artで2009年9月12日から2009年10月10日まで開催される。


Please join us for the opening reception of:

ERIC WHITE: LP

and

DANIEL DAVIDSON: DOUBLE STUFF

Wednesday, September 16th, 6 to 8 pm
Exhibition runs September 12 through October 10, 2009


SLOAN FINE ART
128 Rivington Street
(corner of Norfolk)
New York NY 10002
212.477.1140
sloanfineart.com


ERIC WHITE

Friday, August 21, 2009

木村了子 (Kimura Ryoko) Exhibition Information - 觉醒吧,野性!Born to be Wild ! - @ Taipei


この7月に北京の展示会に参加したばかりの木村了子が、今度は台湾で個展を開くそうです。
え~と、明日からだそうです。ま、9月13日まで開催されているということなので、幾分ゆとりがあるので、期間中に台湾に滞在する予定の方は、ぜひ会場まで足を運んでみてください。

本日8月21日より、台湾・台北の布查國際當代藝術空間 にて個展を開催いたします。
夏休み、台湾に遊びに行かれる方は、是非お立ち寄り下さい。

木村了子個展 KIMURA Ryoko : 觉醒吧,野性!Born to be Wild !

2009年8月21日~ 9月13日 10:00~18:00
酒 会: 2009年8月 22日 15:00~17:00

August. 21th (Fri.) to September. 13th (Sun.), 2009 (10:00-18:00)
Opening Reception: August. 22th (Sat.), 2009 3pm-5pm

布查國際當代藝術空間 | Butchart International Contemporary art space
臺北市北投區立農街155號(陽明大學校區內)
No.155 Sec,2, Lirong St, Beitou District, Taipei City 112, Tawan(R.O.C)
Tel: +886-2-2820-9920 Fax: +886-2-2828-5178
E-mail: service@butchartart.com
Web: www.butchartart.com

どうも前回の北京では、税関で作品が足止めされ、展示会の開催まで会場に作品が届かないというアクシデントに遭われたとのこと。原因は会田誠の作品と野田コンテンポラリーの野田氏のゴルフバックだったそうで、とんだ災難というほかないですな。

木村了子/Welcome to KIMURA RYOKO Art Works
KIMURA Ryoko Art Collections . blog

青木 暢 (Toru Aoki) Exhibition Information @ トップアート鎌倉・ギャラリースペース





青木暢 (Toru Aoki)
1982年東京に生まれ、鎌倉で育った。
写真家。

サイトが更新したというお知らせを頂いたので、今回は人物主体ではなく風景が主体となった作品をこちらへポストしておこう。
風景が主体といっても、白く深くたち込めた霧のようなものの中にボウッと幻のように浮かび上がる風景を風景と呼んでよいものやら疑問ではあるのだけど。

と、サイトをよく見たら個展の情報があったので、そちらについても触れておこう。
2009年9月10日から2009年9月30日にかけて、鎌倉にあるトップアート鎌倉・ギャラリースペースで開催予定だという。


開催期間: 2009年9月10日~2009年9月30日(日曜は定休日)
開廊時間: 11:00-18:00


トップアート鎌倉・ギャラリースペース
神奈川県鎌倉市御成町 12−10
0467-24-8540


index

Friday, July 03, 2009

Kazimierz Mikulski


Kazimierz Mikulski (カジミエシュ・ミクルスキ、カジーミエシュ・ミクルスキー)
1918年2月10日生まれ。-1998年7月27日死去
画家、舞台デザイナー、イラストレーター。

以前、"One mają różną postać"って作品に出くわして、あまりにかわいくって大きなサイズの画像をかなり探したが、結局最初に見つけたちっちゃな画像しかなく、探すのを諦めたことがあった。去年も一度探してみたが、収穫はなかった。ということで、別の作品を(traveling with the ghostの方に)ポストしようと思いもう一度検索・・・・・・。すると、あら不思議、大きな画像が現れました。しつこく探してみるものだあね。

ということで、念願かなって、見つけ出すことができた"One mają różną postać"をポスト。
ついでだから最初に見つけた小さな画像のほうも貼り付けておこう。色的には小さな画像のほうが好みかな。


Wikipedia
Miejska galeria sztuki "MM"
Galeria Piano Nobile, Kraków
MALARSTWO
data - BWA Olsztyn
Kazimierz Mikulski
Kazimierz Mikulski on artnet
Kazimierz Mikulski

岡田里 (okata satono) 02




岡田里 (Okata Satono)
1976年生まれの版画家、イラストレーター。

コンビニやスーパーに並んでいる伊藤園のジャスミン茶のペットボトルのパッケージイラストを、前にtraveling with the ghostで作品をポストしたこの岡田里が描いている。面識があるわけではないのだが、何度かメールのやり取りをした方が、コンビニなどに並んでいる商品のイラストを描いているというのはなんだか不思議で、普段ジャスミン茶など飲むことはないのに、そのことを知って以来何度か飲んでいる。

そういったことでいうと、岡田里の作品を初めて見たのは井上荒野の小説『だりや荘』のカバーに使用された装画であった。traveling with ~のエントリでそのことに触れようかとも思ったのだけど、何度も手に取りはしても、結局買わずに過ごした本だったこともあって、触れるのが躊躇われた。
以下『私と『だりや荘』』というタイトルでも付けたくなる様な、書店での『だりや荘』との出会いと別れ、そして古本屋での再会、別れ、三度目の邂逅といった他人様には死ぬほど退屈な内容の、書いている途中でこりゃいくら書き終わって自分が満足してもカットだなと思いながらも結局最後まで書いた長文が続いていたのだけど、やっぱりカット。
と言いたいところだけど、せっかく長々と書いたので、『だりや荘』というタイトルのフォントの並びを少し崩した背表紙を見る度に目が吸い付けられてつい手に取ってしまうこと、そのデザインをした装丁者とシンプルなんだけど大胆で印象に残る植物画を描いたアーティストの相性が非常よいと感じた、という部分だけ抜き出しておこう。

ということで、『だりや荘』自体も紆余曲折の結果、ハードカバー版を最近購入して了読。10ページくらい読み進んだところで今後の展開が頭の中に広がっていったが、大筋で当たっていた。最後の方はこうなるのかって感じだったのだけど。
で、この小説を読んでいる間、ずっと岩舘真理子の絵でカット割りまでされたマンガのイメージが頭に浮かんでいたが、たまにこんな風に小説とマンガのイメージがシンクロすることがある。
今パッと思い出したのは、以前古本屋で買ったフレデリック・クリヴィーヌの『殺戮の冬、パリ』(ハヤカワ文庫NV)という小説を読んでいたときには、ずっと士郎正宗の絵でマンガが進行していったことがあったということ。他にもいくつかそんな例があるのだけど、最近ボケが進行し過ぎて思い出せない。

脱線が過ぎたけど、岡田里に話を戻すと、最近書店をうろうろしていたときに杉浦非水という人の『非水百花譜』という画集を見つけた。この画集に収められている植物の木版画をボタニカル・アートと言っていいのかどうか分からないが、ハラハラとめくりながら、岡田里のルーツって案外この辺りなのかなあと思ったりした。
杉浦非水について調べてみると、東京地下鉄道の開業広告ポスターを制作した人だということが分かった。ああ、それならどこかで落とした画像が手元にある。ということで、近いうちに情報をまとめることにしよう。


《関連エントリ》
traveling with the ghost: 岡田里 (okata satono)

OKATA SATONO 岡田里

木村了子 Exhibition Information - 觉醒吧,野性!Born to be Wild ! - @ Beijing


木村了子から個展の案内が届いていた。
2009年7月4日から2009年8月2日にかけて、北京の三潴画廊(Mizuma & One Gallery)で個展「觉醒吧,野性!Born to be Wild !」が開催される。


木村了子个展 KIMURA Ryoko : 觉醒吧,野性!Born to be Wild !
2009年7月4日(周六)~ 8月2日(周日)
酒 会:2009年7月4日(周五)15:00~18:00
周三~周日 10:00~18:00(节假日除外,周一、周二仅限预约)

木村了子 個展
Born to be Wild 目覚めろ、野性!
2009年 7月4日~8月2日(水.- 日. 10:00-18:00  祝日休業、月・火は予約のみ)
オープニングレセプション: 7月4日 (土) 3pm-6pm

July. 4th (Sat.) to August. 2nd (Sun.), 2009
Opening Reception: July. 4th (Sat.), 2009 3pm-6pm
Wed.- Sun. 10:00-18:00
(Closed on National Holidays, Mon. & Tues. for Appointment Only)

今回は、野生のヒーロー・ターザンをモチーフに、ワイルドでセクシーな男性像を描きました。
大自然で、動物と共に生きる、5人のターザンたち。
共に描いた動物たちは、古代中国の自然哲学思想である、「五行思想」より想を得ています。

龍、朱雀、麒麟、白虎、玄武, detail

右より:龍(ワニ)、朱雀(紅コンゴウインコ)、麒麟(キリン)、白虎(ホワイトタイガー)、玄武(ガラパゴスゾウ亀と蛇)。
これらは、「五行思想」の5つの元素、木、火、土、金、水、にあたる五神獣をモチーフに、私なりの解釈で描き出しました。

木、火、土、金、水。。。すなわち、自然。
画廊内にて、それぞれの作品で表現する大自然と、ターザンたちのたくましい姿をお見せできればと思います。
期間中、もし北京にいらした際は、是非ご高覧下さい!

とのことなので、期間中に北京に滞在する予定のある方は展示会場に遊びに行ってみるといいだろう。


《関連エントリ》
traveling with the ghost: 木村了子 (Ryoko Kimura)

木村了子/Welcome to KIMURA RYOKO Art Works
KIMURA Ryoko Art Collections . blog

Wednesday, May 13, 2009

Déconstruire, dit-il... Autour de l'oeuvre de Jacques Derrida


以前traveling with the ghostで作品をポストしたInbal Shved aka annabelからイベントの告知用にイラストを描いたわ、フォントのデザインは友人でスペイン出身のXavier Lanau、これをウェブで広めたいの、Deconstructionがなんだかんだ、というメールが届いた。
何のイベントかなと思い、送られてきた画像を見ると描かれている人物は白髪の初老の男性。この時点ではディコンストラクションという文字を見ていながら、まだ誰が描かれているのか思い至らなかった。タイトルを見ると"Déconstruire, dit-il..."の下に続けて"Autour de l'oeuvre de Jacques Derrida"とあるではないか。え?もしかして、デリダ?どうやら、デリダ関係のイベント告知のフライヤーらしい。Inbal Shved aka annabelはどういった流れでこの仕事を依頼されたんだろう?

検索した結果、このイベントを告知しているサイトやブログがあったので、最初に開いたところからその内容を引用しておく。


Déconstruire, dit-il... Autour de l'oeuvre de Jacques Derrida

Colloque du 20 au 23 mai 2009 à la Maison de la recherche de l'Université de Paris IV et au Centre Culturel des Irlandais


Colloque International
20 au 23 mai 2009
9h - 19h


20 mai 2009:
Maison de la Recherche de l'Université de Paris IV
28 rue Serpente
75006 Paris
21, 22, 23 mai 2009:
Centre Culturel Irlandais
5 rue des Irlandais
75005 Paris


Comité scientifique
Joseph Cohen
Werner Hamacher
Felix Heidenreich
Jean-Luc Nancy
Raphael Zagury-Orly


Nouvelles philosophiques: Déconstruire, dit-il... Autour de l'oeuvre de Jacques Derrida
Déconstruire, dit-il... Autour de l'oeuvre de Jacques Derrida

Monday, December 01, 2008

Beth Moon Exhibition Information Savage Garden @ Gallery 291





GALLERY 291のスタッフから、現在ギャラリーでBeth Moonの個展が開催されてるとメールを頂いたのでここで告知しておこう。
Savage Gardenというタイトルの個展で、2008年11月19日から2008年12月31日にかけて開催されている。

Beth Moon
Savage Garden

November 19 - December 31, 2008
Wednesday - Saturday: 11am - 6pm
Sunday - Tuesday, Call for Appointment

Gallery 291

291 Geary Street, Floor 5
San Francisco, CA 94102
415-291-9001 (tel)
415-291-9010 (fax)
info@gallery291.net (email)
http://www.gallery291.net/

"Savage Garden" というシリーズで撮影されている植物は、多分食虫植物ばかりだと思うんだけど、詳しくないんで間違っているかもしれない。それにしても、ポストした作品の4枚目はウルトラセブンに登場するメトロン星人みたいでカッコイイな。

Beth Moonの作品は以前に少女たちが死んだ動物や鳥に祈りを捧げている神秘的な "Thy Kingdom Come" という大好きなシリーズをポストしている。興味のある方は

traveling with the ghost: Beth Moon

を参考にして頂けたらと思う。


Beth Moon Home Page
Gallery 291

Tuesday, September 09, 2008

Joel Pickford





Joel Pickford (ジョエル・ピックフォード)
アメリカ在住の写真家。

Documentary photography and film production, collectable black & white prints, weddings, fine art publishing, and creative imaging services.

ということなので、ドキュメンタリ写真を撮影する傍ら他の仕事も請け負っていますよってところでしょうか。

その主たる仕事で撮影した作品シリーズの中で、僕が最も好きな "Le Monde Créole" という、1994年から2005年にかけてルイジアナ南部 Southern Louisiana で撮影されたシリーズから四点の作品を。
選んだ写真からは伝わり辛いかもしれませんが、このシリーズから漂うアメリカ南部の気だるい雰囲気が非常によいです。

一昨年の夏にポストし忘れたので、今年こそポストせねばと思っていたのにとうとうその後も2年続けて夏を逃してしまいました。来年まで待つのもどうかと思うので、少し遅くなってしまいましたが、ポストしておきます。

Joel Pickford :: Pickford Pictures
Weston Gallery - Artist: Joel Pickford

Joël Tettamanti (Joel Tettamanti)


Joël Tettamanti (Joel Tettamanti)
スイス (Suisse、Schweiz、Svizzera、Svizra、Switzerland) 在住の写真家。
landscape 中心、portrait、portfolio など。

Joël Tettamanti の写真との出会いは、年末年始にかけてブクマや情報の掃除/整理をしていた時のことだ。ある photographer (誰だか忘れた) のサイトの link list から偶然訪れたのが Joël Tettamanti のサイトだった。その時のトップページには今回ポストしたこの作品が使用されていて、見た瞬間に、おお、ヤベエ、すごい当たりを引いたかもという喜びから、まだトップページしか見ていないのにも関わらず、いきなり舞い上がってしまったのだ。実際にサイト内にある作品を見てみると、当たりを引いたとかそういったレベルをはるかに超えた世界が広がっていて、夢中ですべての作品を即 DL。ブクマや情報の掃除/整理に嫌気が差していた頃だったので、Joël Tettamanti の作品に出会えてとても嬉しかったのを憶えている。

住宅や工場、オフィスなどの風景写真を撮り続けているアメリカの写真家にルイス・ボルツ (Lewis Baltz) という人がいる。随分前に George Eastman House で写真を漁っていた時に、ルイス・ボルツが撮った住宅の写真に出合い、なんてオレ好みの写真を撮る人なんだと感激し、ひところ、ウェブ上にあるルイス・ボルツの写真の画像を漁りまくっていたことがあった。Joël Tettamanti の作品群を見てまず思い出したのは、そのルイス・ボルツ (Lewis Baltz) のことだった。といっても、Joël Tettamanti の撮る写真には、ルイス・ボルツ撮る写真ほどの冷徹はなく、視線の柔らかさのようなものがあるように思う。比べる対象にルイス・ボルツを持ってくるのが間違っているのだろうか。

それはともかくとして、Joël Tettamanti の撮影する地域の選択や風景の切り撮り具合は最高にカッコよく、見ているとなんかこうドキドキしてくるものがある。でも、こういう写真のカッコよさって、数枚の写真で上手く伝えるのが難しいく、写真の選択を考え過ぎて結局失敗してしまうのがオチなので、ここはとりあえず、自分が一等最初に見て当たりを引いたのではという予感に打ち震えた (って言い方は、ちょっと大袈裟すぎるけど) 作品を一枚だけポストしておくことにしてよう。

ルイス・ボルツについては、蒐集した wandering with the ghost のデータが吹っ飛んでしまった時に、ボルツ URL コレクションもすべて消えてしまったのが返す返すも残念。また集めりゃいいんだけど、なかなかそういう気分になれない。

TETTAMANTI

Vitamin, A Life Less Ordinary - Vitamin Urban Creature Collection




以前 traveling with the ghost でサイトのトップページのナース姿の女性のイメージを紹介した Vitamin, A Life Less Ordinary から、新しいプロダクツがこの秋発表されるよっていうメールが届いた。
traveling with the ghost って、基本的にポストするのは女性と少女のイメージ限定していることもあって、こちらでお知らせすることにする。

自分で売らなきゃいけないとかってことになると、そりゃコンテンポラリーなプロダクツが大好きって雰囲気満々でお薦めしちゃうけど、古いものが好きなオイラみたいな人間が、素でコンテンポラリーなプロダクツの魅力を語るってのもアレなので、ご覧になられた方が、それぞれ感じ取ってください。

Vitamin, A Life Less Ordinary

Wednesday, February 20, 2008

Kahn + Selesnick





Kahn + Selesnick (カーン + セレスニック)
Richard Selesnick (リチャード・セレスニック) と Nicholas Kahn (ニコラス・カーン) は共に1964年生まれのイギリス人で、1988年からコラボレーションをしている。
photography、painting、sculpture、design、そして narrative text とふたりで制作する作品は多岐にわたる。
イタリアルネサンス絵画から19世紀に流行ったパノラマまで、彼らの作品は様々なものから影響を受けており、それらをミックスして制作された作品はとても奇妙な幻想性を持った作品として現れる。
これまでにいくつかのシリーズが制作されているのだが、今回は2004年に制作されたシリーズ "Apollo Prophecies" から4つ作品をチョイス。

タイトルは1枚目が "Lunar Procession"、2枚目が "Lunar Landing"、3枚目が "Radarmen"、そして最後の作品が "Launch"。

最後に、Kahn + Selesnick の個展が aeroplastics contemporary で開催されるとのことなので紹介しておく。

開催期間は、2008年2月22日 ~ 2008年3月29日。
ベルギー (Belgium) のブリュッセル (Brussels)にある aeroplastics contemporary が会場なのでおいそれと足を運ぶわけにはいかないが、サイトでも作品を閲覧することが出来るので、Space-Age Bachelor Pad Music でも聴きながらその世界観を堪能して頂ければと思う。

aeroplastics contemporary
32 rue Blanche | 1060 Brussels | Belgium
T 32(0)25372202 | FAX 32(0)25371549
Wednesday-Saturday 2-6 pm or by appointment

Kahn + Selesnick on aeroplastics | Eisbergfreistadt | Mars | Apollo Prophecies | City of Salt | Scotland Future Bog | The Greensward
Peat, Salt & Moondust - Panoramic fictions by Kahn & Selescnik | Feb. 21 2008 > Mar. 29 2008 at aeroplastics

Monday, July 02, 2007

楊德昌 (Edward Yang) 追悼


楊德昌 (楊徳昌、杨德昌、Yáng Déchāng、Edward Yang、エドワード・ヤン)
1947年中国の上海生まれ、台湾の台北育ち。
2007年6月29日、生活の拠点にしていたカリフォルニア州ビバリーヒルズにて、結腸がんによる合併症のため死去。
59歳だった。

主な監督作品:

1986年 『恐怖分子 "恐怖份子" "Kongbu fenzi"』
1991年 『牯嶺街少年殺人事件 "Guling jie shaonian sha ren shijian" "A Brighter Summer Day"』
1994年 『エドワード・ヤンの恋愛時代 "獨立時代" "Duli shidai"』
1996年 『カップルズ "麻將" "Mahjong"』
2000年 『ヤンヤン 夏の想い出 "Yi yi"』

ポストしたのは、『牯嶺街少年殺人事件』 のクライマックスというにはあまりに静かで、しかしとても悲痛な場面のスチール。
この場面と、ここでミン (小明) がスー (小四) に言う 「私はこの世界と同じよ、変わるはずがないわ (我和這個世界一樣,這個世界是不會變的 or 我和世界一樣是不會因你而改變的)。」 という台詞をボクは決して忘れないだろう。

蓮實重彦がエドワード・ヤンについて語っているトークショーの起こしがあったので追加しておく。
なぜ 『牯嶺街少年殺人事件』 は DVD 化されないのだろう?と思っていたのだが、

「現在 『牯嶺街少年殺人事件』 は、諸事情があって台湾でも日本でも上映ができません。あの傑作をどうにかして観られるようにしなければいけないと思います。」

ということらしい。
権利関係が複数に分散しているってことなのだろうか。
何とかして頂きたいものだ。(02.20,08)

Wikipedia - 楊德昌
Wikipedia - エドワード・ヤン
Wikipedia - 牯嶺街少年殺人事件
『牯嶺街少年殺人事件』ロケ地
東京国際映画祭 | エドワード・ヤン追悼企画、蓮實重彦トークショー◆タイペイ・ストーリー